アパート・マンション経営入門 建築予定地の「土地」を知る

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出典元:photo AC

街を見渡せば、ウーバーイーツの配達員の方をよく見かけるようになりましたが、空いた時間を利用して副業する人が増えていることを身近に感じられる一例だと思います。

ネットでは、YouTubeでインフルエンサーとして稼ぐ人や、インフルエンサーの長時間動画を数分から10分でうまく編集する切り抜き動画で稼ぐ人、クラウドワークスでプログラミングスキルを活かして稼ぐ人、自分の実体験やノウハウをコンテンツ化して稼ぐ人など、副業解禁時代にあって、これからは一つの会社に依存しないでも、生活していけるだけの副収入を得られる人こそが強い時代となりつつあります。

ただし、本業をおろそかにしてまで副業に取り組むのはリスクが大きいかなと思います。

なぜなら、副業に多大な時間を費やしても、誰もが成功できる保証がありませんし、本業で手を抜いて適当に業務をこなしていれば、もっとやる気がある人に追い抜かれてしまい、次第に戦力外になることだってあり得ます。

本業をきちんとこなして、職場で重宝される存在になれば、安定した立場に居られますし、いざとなれば同業へ転職する力を付けておけば、今の会社に依存しなくても自分スタイルで働けるはずです。

よって、本業の空いた時間で副業に取り組み、収入を得ることができるのが理想だと思います。

さて、本題に入りますが、数ある副業の中でも、本業をおろそかにすることなく、煩わしい業務をプロに委託して、労力をあまり費やさずに収入を得られるものとして、アパート・マンション経営が挙げられます。

アパート・マンション経営は、専門的な知識がなくても、専門業者に委託して管理・運営してもらえば、自分自身が働かなくても収入を得ることが可能です。

サラリーマンの方であれば、本業に専念することができるので、アパート・マンション経営で得られる収入は、老後の備えにもなります。

ただし、アパート・マンション経営についてきちんと勉強した上で、信頼できる建設会社と管理会社を選ぶことが、アパート・マンション経営の成否を分けることになるでしょう。

「大手だから安心」とか、「見積もりが安かったから」「収支シュミレーションが良かったから」のようにきちんと検討もせずに安易に決めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」という悲劇に見舞われるかもしれません。

当ブログでは、現役でアパート・マンション関連会社にて勤務する筆者が、初めての方向けにアパート・マンション経営の留意すべきポイントをテーマ別に執筆して参ります。

建築予定地の土地を知る

アパート・マンション経営を始めるにあたり、まずは建てようとする土地の現況調査と周辺及びその地域のマーケット調査が欠かせません。

今回の記事では、「土地の現況調査」にフォーカスして、以下のチェックリストをベースに、土地の現況調査のポイントを解説します。

【土地の現況調査チェックリスト】

埋設物の有無
既設の給水管・下水管・ガス管の有無
地質・地盤
隣地・前面道路との高低差
前面道路の幅員・歩道の有無
間口

「埋設物の有無」とは、地面の下(地中)に埋まっている物の有無を指します。

特に、土地を購入してアパート・マンションを建てようと考えている方は要チェック項目です。

例えば、建物の解体工事をした際に、基礎杭やコンクリートガラを撤去処分せずに、そのまま埋めてしまっていたり、給排水管や浄化槽、井戸を埋め殺ししているようなケースです。

実際に、基礎工事や杭を打ち込んでいる際に埋設物が発見されることがほとんどで、土を掘削したら大量のコンクリートガラが出てきたり、杭を打ち込んでいる際に何かに当たってそれ以上、打ち込めなくなる(高止まり)こともあります。

また、古い地域だと、隣地の既設の給水管が自用地に越境して埋設されていて、外構ブロックを施工するのに掘削したら、給水管を割ってしまって、水が噴き出してしまったということもあるようです。

そのような埋設物は、「地中障害物」とも言われ、取り除かないと次の工事に進むことができず、一時中断して撤去作業をしないといけません。

そうなると、工事が中段することにより、工事業者の金銭的な損失や工期の遅れが発生し、追加料金を請求される場合もあるので、売買契約を締結する際は、埋設物が発見された場合の対応について、書面にて明確にしておくことです。

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