冬キャンプは寒さとの共生になるので、親子キャンプやファミリーキャンプをするにはハードルが高く感じてしまう親御様も多いかと思います。
かくいう私も昨年末に冬キャンプデビューしようと思ってましたが、子供が水疱瘡に罹ってしまい、以後、愛知県に緊急事態宣言が出てしまったので、しばらくキャンプは控えていました。
石油ストーブやセラミックファンヒーターを用意して冬キャンプに備えていたので、今年は断念しましたが、春先や秋の終わり頃は冷える日もありますので、どこかで使ってみて、またレポートしたいと思います。
今回は、これから春と秋にキャンプをしようと思っていて、お子様用の寝袋を購入検討している方へ、お勧めのコールマンの寝袋『キッズマミーアジャスタブル/C4』を紹介いたします。
マミー型の子供用寝袋はあるようで少ない
寝袋には、大きく分けて封筒型とマミー型の2種類があって、その他は人の形をしているものもあります。
封筒型は、封筒のような形をしており、サイドジッパーを開閉して使用します。主に初夏から初秋向けの商品が多く、夏では掛布団的な使い方もできるのが特徴です。
私の経験上、7月~9月中旬くらいまでは暑くて寝袋に入っていられないので、お腹を冷やさないように掛布団として使うことがほとんどです。
薄手のものが多く、軽さがメリットですが、その分、保温力はマミー型に劣ります。

マミー型は、キャプテンスタッグHPの「寝袋(シュラフ)の種類と選び方・使い方」によりますと、
マミーとはミイラを意味するMummy(マミー)に由来しています。体の形に合わせた形状をしていて、この寝袋に入って寝ている姿がミイラに似ていることからマミー型寝袋(シュラフ)と呼ばれるようになりました。
出典元:キャプテンスタッグ「寝袋(シュラフ)の種類と選び方・使い方」
と定義されています。
頭まですっぽり覆うことができるので、隙間を少なくすることで保温性が高まります。
また、首元に付いているドローコードによって、温度やフィット感を調節することができます。
冬キャンプでは必須の寝袋ですが、春先でも冷え込む日はあり、活躍する機会は結構ありますので、一つ持っておくと安心です。
今回、紹介する『コールマンキッズマミー/C4』はマミー型で、ミイラというかミノムシのような形をした寝袋です。

子供用のマミー型寝袋は、あるようで少なく、コールマンの他にはモンベルやキャプテンスタッグから出ています。
他に、Amazonでは中国のブランドと思われる子供よりのマミー型寝袋も見かけますが、レビューや口コミを見る限り、コールマンやモンベルの使用感よりは劣るようです。
低価格、機能性良しのコールマンのキッズマミー
コールマンのキッズマミーは、手触りが気持ちよく、フカフカで暖かい寝袋です。
カラーリングも鮮やかなブルーとアクセントのネイビーの組み合わせがマッチしてて、裏地のデザインが外しにもなっていて、センス溢れる寝袋だと思います。

キッズマミーは、真ん中にセンターファスナー、足元にフットファスナーが付いており、簡単に開閉が可能です。
また、冷たいジッパーが体に接しないようにするドラフトチューブも付いています。

キッズマミーは、収納性も優れていて、簡単に丸められて、ロールアップベルトで締めて、EZキャリーケースというワイドな横型キャリーケースにコンパクトに収納できます。
せっかく丸めても、収納ケースに入らないことはよくあるので、簡単に入る収納ケースなら楽ちんですよ。

他に、洗濯機で丸洗いもできますし、キッズの身長に合わせてサイズを調節でみますので、余分なスペースをなくして暖かさをキープできる等、使い勝手及び機能性にとても優れています。
身長170㎝、63kgの私でも、きつさを感じるものの、なんとか入ることができますので、170㎝未満の細身の方なら、大人になっても使えるかもしれません(多少のきつさは感じると思います)。
スペックは以下の通りです。
快適温度 | 4℃以上 |
使用可能温度 | −1℃ |
使用時サイズ | 約140〜170cm×65cm |
収納時サイズ | 約φ24〜37cm |
重量 | 約1250g |
材質 | 表地:ポリエステル 裏地:ポリエステル 中綿:ポリエステル |
付属品 | EZキャリーケース |
快適温度と使用可能温度は、寝袋選びでは必須の知識ですので、少し説明させていただきます。
コールマンのキッズマミーの箱に記されているのを見ると、
快適温度 一般的な成人女性が寒さを感じることなく、寝ることができる温度域
使用可能温度 一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域。
と定義されています。
使用可能温度より低い温度は、リスクのある温度域となりますので、注意が必要です。
宿泊予定地の最低気温から-5℃低い対応温度を目安に選ぶと安心です。
コールマンのオンラインショップにて、ネイビーとオレンジのどちらもお買い求めいただけますが、オレンジであればナチュラムの楽天市場支店で安く購入することができます。

キッズマミーのライバル商品
キッズマミーに似た商品としては、モンベルの『ホローバッグ Kid's #3』とキャプテンスタッグの『アクティブキッズマミー』が挙げられます。
それぞれのスペックは以下の通り。
『モンベル ホローバッグ Kid's #3』

素材 | 【表地】75デニール・ポリエステル・タフタ[ポルカテックス加工] |
【裏地】75デニール・ポリエステル・タフタ | |
【中綿】ホローファイバー | |
重量 | 1,050g(1,150g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量 |
サイズ | 最大長195×最大幅75cm |
収納サイズ | 36×22×22cm(17.4L) |
快適睡眠温度域 | 7℃~ |
使用可能限界温度 | 2℃ |
適応身長 | 155cmまで |
ジッパー | R(右)ジッパー |
付属品 | スタッフバッグ |
モンベルの『ホローバッグ Kid's #3』の特徴は、マミー型のフィット感と、封筒型の開放感を組み合わせた寝袋で、暑いときに足元を開けたり、広げてブランケットとして使用することができます。
使用可能温度が2℃であり、寒い時に使用するとなると、コールマンのキッズマミーに軍配が上がります。
適応身長は、155cmまでとなっており、コールマンのキッズマミーは170㎝までの身長に対応しているので、こちらもキッズマミーの方が長く使えて良いと言えます。
収納については、キッズマミーもホローバッグも収納用のケースが付属しており、押し込むタイプのケースではないので、どちらも良いと思います。
値段は、モンベルのオンラインショップで購入するのが最安で、Amazonでは倍近くの価格となっていました(2021年3月時点)。
『アクティブキッズマミー』

素材 | 【表地】ポリエステル100% |
【裏地】ポリエステル100% | |
【中綿】ポリエステル100%(ホローファイバー)300g | |
重量 | 800g |
サイズ | 最大長170×最大幅75cm |
収納サイズ | 外径18㎝×高さ28㎝ |
快適睡眠温度域 | 不明 |
使用温度目安 | 12℃ |
適応身長 | 150㎝以下 |
付属品 | 収納バッグ |
キャプテンスタッグの『アクティブキッズマミー』の特徴は、軽量で安価であることです。
また、ダブルファスナーも付いているので、足元のファスナーを開閉して温度調節もできるのですが、使用温度目安が12℃なので、寒い日には不向きです。
適応身長も150㎝以下なので、キッズマミーより使える期間は短いです。
付属品に収納バッグが付いているのですが、寝袋を押し込んで入れるタイプのバッグなので、収納に手間がかかることもあるでしょう。
以上、コールマンキッズマミーアジャスタブル/C4の紹介と、ライバル商品との比較の記事でした。
春秋の子供用寝袋の購入を検討している方には、キッズマミーがイチオシです。
うちの子供も11月後半に三重県のキャンプ場でキッズマミーで寝たのですが、寒くなく気持ちよく寝れたと喜んでいました。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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