3Dマイホームデザイナーで建築パース作成 建物高さ・床高・壁厚設定の解説

ワークスタイル

2.各部屋の床高について

間取り図を作成する前に、組み合わせていく各部屋の「床高」について、解説しておきます。

ここでのポイントは、どの高さを基準としているかと、基準からどれくらいの高さであるのかです。

ここが分かっていないと、立体化した時におかしな建物になってしまうので、できるだけ分かりやすいように解説して参ります。

基準レベル床高
土間・インナーガレージGL0
玄関GL300
ポーチGL300
ホール・廊下FL0
LD・リビング・キッチン・ダイニングFL0
洋室・寝室・家事室・子供室・書斎FL0
和室・床の間・仏間・広縁・FL0
浴室・洗面室・ランドリースペース・トイレFL0
クロゼット・物入・押入・納戸FL0
PSFL0
バルコニー・カバードポーチFL0

基準レベルの「GL」とは、建物が建つ地盤面を指します。

建物の高さは地盤面からの高さであり、地盤面が設計上の基準レベル(設計GL)となります。

土間とインナーガレージについては、高さの基準をGLとしており、GLからの高さ(床高)が初期設定では0とされています。

つまり、GLと土間、インナーガレージの床面の高さが同じということです。

建築では、基準となる高さ(A)から高い場合、「Aから○○上がり」という呼び方をします。

○○に入るのは、基準からの高さ(mm)となります。

逆に、基準となる高さ(A)より低い場合、「Aから●●下がり」という言い方をします。

基準となる高さ(A)と同じ高さmの場合、「Aと面一(つらいち)」とか「Aと面(つら)」「Aとゾロ」のような言い方をします。

要は段差がなく、フラットな状態のことです。

基準レベルの「FL」とは、各階の床面(床の天端)を指します。

3DマイホームデザイナーPRO9では、1階の床高が1階のFLに相当し、2階の床高は「1階の床高+1階の階高」が2階のFLに相当します。

上述した「各部屋の床高表」のホール・廊下から下までの部屋は、高さの基準をFLとしており、初期設定では全て床高0となっております。

段差を付けたい場合は、「部屋プロパティ」にて床高を変更できます。

今回はここまでとします。

次回は、各部屋を配置して間取りを作成する手順についての記事を投稿していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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