相手を「打ち負かす」より「反応しない」ことこそが最高の勝利 心をクリアに保ち、ストレスフリーな生き方を身に付けるコツ

ワークスタイル

他人から批判されたり、嫌味を言われると、「お前に言われたくない」「その言い方はあんまりだ」などと、つい反論したくなるものです。

できれば、誰からも批判されず、嫌味を言われずに平穏に暮らしたいものですが、世の中にはいろんな人が居て、考え方や価値観も様々なので、他人からの嫌味や攻撃、誹謗中傷、批判というものは多かれ少なかれ、なくなることはないでしょう。

ならば、「(批判等は)あるものである」と割り切って、どのように対応すればよいかを考えておくことが、ストレスフリーな生活を手に入れるために欠かせません。

今回の記事では、草薙龍瞬氏の著書『反応しない練習』より、他人からの批判、誹謗中傷等への対応の仕方を紹介したいと思います。

反応しないことが「最高の勝利」

「反応しない練習」の中で、インドで"目覚めた人"として、日増しに有名になっていったブッダのあるエピソードが取り上げられてます。

インドのカースト制において、ブッダのカーストは最上位カーストのバラモン(司祭階級)より下の"クシャテリア(武士階級)"でしたが、なんと、バラモンがブッダに弟子入りする者たちが出てきて、当時はかなりショッキングな出来事でした。

バラモンの中ではブッダを良く思わない人もいて、ある一人のバラモンがブッダのところに押しかけ、大勢の前で、言葉の限りを尽くして誹謗中傷を浴びせます。

突然、押しかけられて、一方的に攻め立てられたら、普通はカチンときて言い返したくなるものですし、心が優しくて言い返せない人は、真に受けてひどく落ち込んでしまうことでしょう。

ところが、ブッダはキレることもなく、落ち込むこともなく、冷静にこう返すのです。

「あなたが家で客人に差し出した食事を、もしその客人が食べなければ、その食事は結局あなたのものになるだろう。それと同じように、私はあなたが差し出した悪口を受け取らない(食べない)。その悪口は、差し出したあなたのものだ。そのまま持って帰るがよい」

出典元:「反応しない練習」著者:草薙龍瞬

いかがでしょうか?

感情的になって攻撃してくる人へのお手本のような切り返しだと思います。

相手と同じように感情的になって、大声を上げて反論して、仮に言い負かしたとしても、やっていることは相手と同じレベルなのです。

クールに、端的に、核心を突くと、相手は思わず納得してしまい、反論しなくなることって結構あるものです。

私もマウントを取りたくて偉そうに振舞い、言葉巧みに嫌味を混ぜながら話をしてくる人に悩まされたことがありました。

以前の私は、カチンときて顔にもその表情が出ていたと思いますし、多少なりとも言い返していたのですが、そうなると相手の思うツボで、言葉巧みに切り返してきて、周囲にいる人からすれば、私はその相手から論破されているように見えてしまうのです。

結局、返す言葉もなくなり、相手はそんな私を見てニヤニヤしているのです。

マウントを取りたい人は、意図的に感情を出し入れしながら、他者を制圧してきます。

そこに反応して感情的になった時点で勝負は付いているのです。

反応したがゆえに、倍に言い返され、余計なストレスが増えてしまうのです。

反応するのではなく、「何を言われても平気です」と余裕たっぷりの表情で、相手の言うことを理解するようにしてみてください。

時折、ブッダのように「クールに、端的に、核心を突く」ことを言っておけば、相手のトーンは段々、落ちてきますし、その内、マウントを取ろうとする態度も影を潜めるようになります。

マウントを取りたい人や批判好きな人は、対象となる人の落ち込んだりキレたりする反応を見て楽しむような人達なので、どれだけ批判を浴びても、全くの無反応で、どこ吹く風と言わんばかりに悠々自適に過ごしていると、相手にとっては面白くなく、さらにエスカレートしてあの手この手を使って誹謗中傷や批判を繰り広げてくるかもしれません。

こうした時に大事なのが、「全く相手にしない」のではなく、「全く反応しない」ことです。

「面倒だから相手にしたくない」「無視」のような態度は、相手から逃げているだけなので、勝ち負けで言えば「負け」だと思います。

面倒くさそうな態度というのも、感情的な反応の一種です。

自分にとってプラスになる指摘や批判もあるかもしれませんし、素直に自分が間違っていたと気付くキッカケにもなる場合もあるので、ニュートラルな心で余裕を持って、少し相手をする程度の気持ちで耳を傾けてみるのもいいと思います。

逆に言えば、理解することに努めてみて、自分にとってプラスになることを全く言われなく、単なるマウントを取りたいがための批判であるなら、にっこりと笑って「お話は以上ですか?」と返してみると、相手は狼狽えるような表情を出すことでしょう。

相手からすれば、言葉の限りを尽くした嫌味や批判が全く効いていないのですから。

どんな時でも感情的に反応しないよう訓練して、何か嫌なことを言われても気にも留めずに、常に心をクリアに保つことができれば、自ずとストレスもなくなり、気楽な生活を送れるようになりますよ。

無駄な反応をしてストレスを増幅させて、心がモヤモヤする時間がもったいないです。

「この人はそういう人なんだな」と鼻で笑って、それ以上、無駄な反応をしないことです。

それより、自分にとって大切にすべき人との時間を沢山持ち、趣味や夢中になれること、楽しくなることに時間を費やした方がどう考えても幸せになれると思いますよ。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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